輸出ビジネスの稼ぎ方(3)

ebay輸出

前回は主にeBay出品前の注意点について説明しました。

前回分 輸出ビジネスの稼ぎ方(2)

今回は実際に出品してからの販売戦略、どのようなトラブルやリスクがあるのか書いていきます。

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eBayには出品制限がある

出品制限があるため最初から何品でも出品できるわけではないです。

最初は月10品、合計金額500ドルまでしか出品できないようになっています。

こつこつ販売を続けて、実績を積み上げていくしかないです。

月10品とはその月に一個売れたら残り9品しか出品できませんということです。

最初は低価格帯の商品をなるべくオークションで売って行くのがいいと思います。

販売開始から45日経つと、月一回出品枠を上げてもらうリミットアップの交渉ができます。

できれば電話の方が上がりやすいようですが、eBay内でメッセージを送れば大丈夫です。

売買経験を積んで徐々にeBayの信頼を得られるようにしていきましょう。

何とも歯がゆい売り方しかできないですが、他のセラーと条件は同じですし、少しづつ売って行くしかないです。

ちなみにどれくらいのペースで上げられたか新規アカウントを作って検証してみたところ

新規 出品数10 金額500ドル
45日目 出品数20 金額1000ドル
60日目 出品数40 金額3000ドル
75日目 出品数80 金額6000ドル
115日目 出品数240 金額18000ドル
154日目 出品数460 金額18000ドル

以上のようなペースでした。

これが遅いのか早いのかは他の人と比べてないのでよく分からないですが半年経たないうちにで460品出品できるようにはなっています。

実際にはそんなにうまいこと行かないですが、リミットいっぱいまで売れば月商200万円近くにはなるので半年では金額は十分かなと思います。

eBayの手数料について

概算ですが、1取引で落札価格+送料から約15%程度引かれます。
(eBayだけでなくpaypalの手数料も引かれますのでトータルの数字です)

具体的な手数料の内訳は

Insertion Fee(出品手数料)
Final Value Fee(落札手数料)
Paypal Transaction Fee(Paypalの決済手数料)
eBay Store Subscription Fee(イーベイストア購読料)

になりますが、詳細な計算は以下のeBayのツールで計算できます。

https://www.ebay.co.jp/selling-guide/fee/overview-selling-fees/
https://www.fees.ebay.com/feeweb/feecalculator

手数料は高いとはおもいますが、販売の場を借りているので仕方ないかなとは思います。

トラブルで多いのは

商品についてのクレームもありますが、

一番多いのは商品がまだ届かないというクレームです。

郵便事情の悪い国が多いので、遅れる場合があります。

大抵は到着が遅れているだけなので、待ってもらうしかないのですが、

クレームが来た以上対応するしかないので、発送をお願いした郵便局に調査請求をします。

もちろん追跡番号の付いている発送手段のみできます。(EMSや国際eパケット等)

発送の時の伝票の控えを持って郵便局の窓口に行き、国際郵便が行方不明なので調査お願いしたいですと言えば申し込み用紙をもらえるので提出しましょう。

国にもよりますが約2週間から1ヶ月したら返事が来ます。

お客様には郵便局に調査請求しましたので待ってくださいと説明します。

海外の郵便局リンク

こちらに各国の郵便局のリンクがあり、それぞれの国の郵便局で見ても追跡番号を入れると状況がでてくるのでお客様に見てもらうのもいいでしょう。

日本郵便の追跡よりもより詳しく出ている場合もあります。

相手国の地元の郵便局で追跡が止まっている場合、お客様にお願いして問い合わせてもらう方がいいとは思いますので、お願いしてみましょう。

ちなみに届かないというクレームはメキシコ、ロシア、ブラジル、イタリアが多いです。

滅多にないですが、調査の結果もし紛失していた場合郵便局からから賠償があります。

商品が破損した場合も損害賠償があるのですが、賠償金をもらえたというのは聞いたことがありませんし、私の場合ももらえたことはありません。

発送の際の梱包はなるべく頑丈にしてください。

商品が壊れていたというクレームが来た場合、お客様に地元の郵便局にダメージレポートを提出してくださいとお願いしましょう。

もしかすると損害賠償があるかもしれません。

国際郵便で多いこと

紛失よりも多いのは商品が返送されてくることです。

日本みたいに親切に再配達してくれないですし、保管期限に取りに行かないとすぐ送り返されてしまいます。

特に高額商品を発送する場合は、お客様に何回も連絡したりするなどケアが必要です。

これで注文キャンセルになってしまうと全額返金するので送料が損になってしまいます。

関税でのトラブル

海外に発送すると、相手国の税関で検査、関税がかけられます。

eBayでは関税はバイヤー負担になるのですが、知らないお客様からクレームが入ったりnegative feedbackをつけられたりします。

それと申告金額を低く書いてくれと要求が来たりしますが、法律違反なので受けないでください。もし無くなったりしたらその金額でしか賠償が無いですし。

関税が高く注意が必要な国
EU諸国,ヨーロッパ(特にイギリス)
ブラジル
メキシコ
イスラエル
東南アジア(フィリピン、タイ、ベトナム)

詐欺の事例

割合としては極少ないですが、詐欺に合う場合がありました。

追跡番号のない発送手段で(小型包装物航空便等)送ると相手に届いているのかわからなく証拠が無いので、

バイヤーが届いていないと言ってeBayでCASEを開けば強制返金の対象になります。

争ってもこちらが負けるので、自主的に返金しています。

本当に輸送中になくなった場合もあるとは思いますが、詐欺の場合もあると思います。

なぜそう思うかというと高めの商品ばかりでオークションで売れた1円の商品とかはなかったからです。

eBayの返金対象は3ヶ月ですがpaypalでは6ヶ月あるためこの直前にpaypalでオープンケースしてきた場合もありました。

私の場合は$10以上の商品は追跡番号が付いている発送手段を選んでもらうようにしています。

それと返品の際、購入した商品ではなく違う商品を入れて返品するという、中身を入れ替えて送ってくる詐欺もあります。

高額商品を発送する場合は、梱包している中身が見える写真、外箱の写真、重量が分かるように箱をはかりに載せた写真をとっておいた方がいいと思います。

特に評価が少ないバイヤーは注意ですが、多いバイヤーでもあるようなので一律何円以上の商品は写真を撮ってから送るにした方がいいですね。

商品が壊れていたので返品したいと言ってきたのも数人いました。壊れるはずの無い商品だったので嘘だなと分かります。

たぶん商品を間違って購入したのでしょう。理由が無いとバイヤーが送料負担になるので無理矢理こちらが悪いと言うことにしたいのでしょう。

この場合は商品代と返送にかかる料金が大して変わらないので泣く泣く返金しました。

 

以上いろいろトラブル例をあげましたが、事前に知っておくとあまり怖くありません。

理不尽なバイヤーは一定数いて、多く売って行くと必ず当たってしまうのでしょうが無いと思ってあきらめてます。

いやなことばかりで無く、特に趣味の商品を売っていると同じ趣味の人のお客様と仲良くなれたりするので楽しいです。

どんどん売買を積み重ねていくと売れる商品が分かってくるので、

ネットショップを立ち上げたり仕入れルートを開拓してステップアップしていきましょう。

海外向けネットショップは最初は決済手段、テンプレートなどのサービスがあるところを使ったほうがいいと思います。

私が使ったことがあるところをあげてみると

ochanoko(おちゃのこネットの海外版)

BIGCOMMERSE

Weebly

があります。

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