「韓国の大学に留学が決まったけど、毎月の生活費や学費をどうやって送ればいいの？」
そんな悩みを抱えるご家庭は少なくありません。
実際、韓国は日本に近く、留学先としても人気ですが、送金方法の選択を誤ると、高額な手数料や着金の遅延といったトラブルに巻き込まれることも。
そんなときに注目されているのがWise（旧TransferWise）です。
為替レートが透明で手数料も安く、スマホ1つで簡単に送金が完了する仕組みは、多くの留学生や保護者から支持を集めています。
この記事では、Wiseを使って韓国に送金する方法や、注意点、韓国の銀行での受取方法まで、初めてでも迷わず使える情報を詳しく解説します。
Wise（ワイズ）とは？韓国送金で注目される理由
韓国への留学・滞在中の生活費や学費を日本から送るにあたり、送金手段は重要な選択肢となります。
Wiseは低コスト・高速・透明性のある送金サービスとして、韓国渡航者から注目を集めています。
ここでは、その仕組みと韓国送金における強みを詳しく紹介します。
Wiseの基本的な仕組みと特徴
Wise（旧 TransferWise）は、英国発のフィンテック送金サービスで、為替レートの中間値「ミッドマーケットレート」を基に運用される点が大きな特徴です。
送り手が日本円をWiseに送金し、受取人には韓国ウォン（KRW）で国内銀行口座に振り込まれる方式を取ります。
これにより、中継銀行を何段階も経由する従来型銀行送金と比較して、手数料・為替上乗せが抑えられ、処理時間も短縮されるケースが多く報告されています。
また、Wiseは送金前に「支払額」「手数料」「受取額」を明示してくれるため、実際にいくら届くかを事前に把握できる安心感も利用者から高く評価されています。
韓国（KRW）送金対応の状況とメリット
韓国への送金においても、WiseはKRW（韓国ウォン）あてのルートを公式に提供しています。
送金可能なのは「日本円等の通貨からKRWへの送金」で、受取先には韓国内の銀行口座が指定できます。
さらに、送金額5000 USD相当まで個人受取へ対応しており、特定の条件下では留学生の利用に十分な範囲が確保されています。
このように、韓国行きの資金移動においても「低コスト」「受取手続きの容易性」「迅速着金」がメリットです。
加えて、韓国滞在中の学生・ワーホリ参加者が現地口座で受け取れる点も、送金の手間を軽減する役割を果たしています。
留学・ワーホリで韓国送金にWiseが選ばれる背景
韓国へ留学・ワーキングホリデーで渡航する人が、Wiseを選ぶ背景にはいくつかの具体的理由があります。
まず、韓国は日本からのアクセスが良く、気軽に滞在できる点で人気ですが、その一方で毎月の生活費や学費を海外送金で賄うには、コストと着金スピードが重要な要素です。
Wiseは、こうしたニーズに対応できる構造を持っています。
例えば、生活費を定期的に送る場合、銀行送金よりも手数料・為替差損が少なく済むという利用者の声があります。
加えて、送金後の「着金完了通知」「リアルタイム追跡」といった機能により、親御さん側も安心して資金を送れる環境が整っています。
こうした利便性や信頼性の高さが、韓国内で資金を受け取る留学生・滞在者にとって、Wiseを選ぶ大きな理由となっています。
Wiseを使って韓国に送金する手順
韓国に留学やワーキングホリデーで渡航する方にとって、学費や生活費の送金は大切な手続きの一つです。Wise（ワイズ）はその送金を簡単かつスピーディにしてくれる便利なサービスです。このセクションでは、Wiseを使って韓国に送金するための具体的な手順を、アカウント作成から送金完了まで詳しく解説します。
アカウント作成と本人確認（KYC）手続き
Wiseを利用するためには、まずアカウントを作成し、本人確認を行う必要があります。これは法律に基づく義務であり、安全な送金を行うための重要なステップです。
アカウント作成の流れ
- Wiseの公式サイトまたはスマホアプリ（iOS／Android）にアクセス
- 「新規登録」ボタンをクリック
- メールアドレス・パスワード・居住国を入力
- 個人アカウントかビジネスアカウントかを選択（留学・生活費送金なら「個人」でOK）
本人確認（KYC）の方法
本人確認には以下のいずれかの書類が必要です：
- 運転免許証（表裏両面）
- パスポート（顔写真ページ）
- マイナンバーカード（写真付き）
また、住所確認のための書類（公共料金の請求書、住民票など）が求められる場合もあります。
アップロード後、通常は24時間以内に承認されます。混雑時は最大2〜3日かかることもあるので、余裕をもって準備しておくと安心です。
送金先（本人名義・大学・学生口座など）の登録方法
次に、韓国側の送金先情報を登録します。以下のような宛先に送ることが可能です：
- 自分の名義で開設した韓国の銀行口座
- 大学の学費支払い用口座
- 寮費や生活費を支払うための学生用口座 など
送金先口座の登録に必要な情報
韓国への送金では以下の情報が必要です：
- 受取人の名前（英語表記）
- 銀行名（例：KB국민은행＝KB Kookmin Bank）
- 銀行コード（Swift Code／BIC）
- 口座番号
- 受取人の住所（韓国のもの）
- 韓国ウォン（KRW）での受取設定
※大学に直接送金する場合は、請求書や学生番号を備考に入力する必要があります。
Wiseでは、毎回同じ受取人に送る場合はテンプレートとして保存できるため、2回目以降の入力が非常にスムーズです。
スマホアプリ・ブラウザでの実際の送金フロー
最後に、実際の送金操作について見ていきましょう。スマホとPCのどちらからでも操作できますが、手順はほぼ共通しています。
スマホアプリでの送金フロー
- アプリを起動し、「送金」をタップ
- 「送金額（JPY）」と「受取額（KRW）」を入力
- 為替レートと手数料が自動で表示される
- 受取人情報を選択（または新規登録）
- 送金目的（例：学費、生活費）を選ぶ
- 支払い方法を選択（銀行振込、クレカ、デビットなど）
- 送金を実行
- 進行状況をリアルタイムで確認可能（通知も受け取れる）
ブラウザ（PC）での送金フロー
- Wise公式サイトにログイン
- ダッシュボードの「送金を始める」ボタンをクリック
- 金額・通貨の設定と受取人選択を行う
- 支払い方法を指定し、送金を確定
- メールまたはSMSで着金通知が届く
Wiseの大きな魅力の一つは「リアルタイム為替レートと手数料の明示」です。銀行のように後から追加コストが発生することはありません。操作も直感的で、スマホひとつで完結するため、初めての海外送金でも不安なく利用できます。
Wise（ワイズ）のメリットと他社比較｜韓国送金で得する理由
韓国への送金では「いかに手数料を抑え、短時間で、安全に着金させるか」が重要です。Wiseは、この三要素を高いレベルで満たすサービスとして注目されています。ここでは、Wiseならではの強みと、既存の送金手段との比較を丁寧に解説します。
手数料と為替レートの透明性
国際送金においてもっとも大きなコスト要素は「手数料」と「為替レートの上乗せ（スプレッド）」です。従来の銀行送金などでは、以下のような部分で利用者のコストがかさんでしまうことがあります：
- 固定手数料が高額である（例：海外送金で数千円～数万円）
- 為替レートが「実勢レート（ミッドマーケットレート）」より不利に設定されている（この差が“隠れコスト”となる）
- 中継銀行を複数経由することで追加費用が発生する可能性が高い
一方、Wiseでは以下の特徴があります：
- 為替レートとしてミッドマーケットレートを基本採用し、上乗せが極めて少ない。
- 手数料が事前に明確に表示され、送金額・手数料・受取額を取引前に確認可能。
- 中継銀行を極力排したルートを活用し、隠れた手数料を抑える設計。
このように、「どれだけ手数料がかかるか」「どれだけ円が韓国ウォンに換金されるか」が透明となるため、送金側（親御さん）・受取側（学生）双方の安心材料となります。特に留学費・生活費のように「毎月継続して送る」ケースでは、コスト差が累積し大きな差となる点で非常に有利です。
送金スピード・リアルタイム追跡の安心感
送金という操作が完了しても、「いつ着金したか」がはっきりしないと不安です。特に学費の支払い締め切りや生活費の急な出費がある留学／ワーホリの場面では、スピードと通知機能が高く評価されます。Wiseでは次のような実績があります：
- 2024年第1四半期時点で、60％以上のサービス利用者が「即時着金」を体験。全体の80％以上が1時間以内に、95％が24時間以内に着金したとのデータあり。
- 送金後に「送金処理中」「銀行処理中」「着金完了」のステータスがアプリで確認でき、プッシュ通知またはメールで更新を受け取れる。
- 土日祝日をまたぐ場合でも、従来の銀行送金より早く処理されるルートが整備されており、時間的な余裕の少ない留学送金では安心感が高い。
例えば、月初に生活費を送金しておけば「入金されてない」という不安を抱えずに済み、現地での資金計画が立てやすくなります。
銀行送金・PayPalなど既存手段との比較ポイント
では、他の主な送金手段とWiseを比較してみましょう。
銀行国際送金（SWIFT／ワイヤートランスファー）
- 長年の実績があり、受取口座への直接振込という安心感あり。
- しかし、手数料が高め・為替スプレッドが大きめ・中継銀行経由による遅延の可能性あり。
- 着金まで「数営業日～1週間以上」かかるケースもあります。
PayPal（国際送金機能）
- 登録・操作が手軽で、受取側もPayPalアカウントがあれば対応可能。
- ただし、国際送金においては為替スプレッドや手数料が大きく、結果的に割高になるとの比較が多く出ています。
- 学費支払いのように「銀行口座へ振込」が条件となる学校・寮では対応できないケースあり。
Wise
- 銀行経由よりも格安・スピーディ。
- PayPalより為替・手数料ともに有利。
- 「銀行口座へ直接入金」を前提としており、学費・寮費送金向き。
- ただし「受取側銀行がWiseのルートに対応しているか」「口座情報が正しいか」など、事前確認が必要です。
まとめ
韓国への送金を検討する際、送金手段としてWiseを選ぶメリットは明らかです。
低コスト＋高透明性＋高速着金
という三拍子が揃っており、特に留学やワーホリのように「定期的／継続的」な送金が求められる場面では、既存の銀行送金やPayPalと比較して優位になることが多いです。
とはいえ、最終的には「受取銀行の対応」「送金額・通貨」「送金元の支払い方法」など個別条件によって最適なサービスは異なります。事前に各手段を比較・検討し、送金前にFAQや料金シュミレーターを活用すると安心です。
韓国での受取方法と対応銀行
韓国でWise送金を受け取る際の方法や、対応する主要銀行について詳しく解説します。学生が初めて銀行口座を開設する際に必要な書類や注意点も紹介するので、現地でスムーズに資金を受け取りたい方は参考にしてください。
主な対応銀行（例：韓国主要銀行とその特徴）
Wiseは、韓国の主要銀行に対応しています。以下の銀行での受取が可能です。
- 국민은행（KB Kookmin Bank）
韓国最大手の商業銀行で、学生の利用も多く、日本人留学生も比較的口座開設がしやすい銀行です。 - 신한은행（Shinhan Bank）
オンラインバンキングや英語対応のATMが充実しており、外国人利用者に人気です。 - 하나은행（Hana Bank）
為替や送金サービスに強く、外国人向けの専用サポートデスクもあるため、初めての送金にも安心です。 - 우리은행（Woori Bank）
支店数が多く、韓国全国に展開しており、地方に住む留学生にも便利です。
これらの銀行で、Wiseからの送金をKRW（韓国ウォン）として受け取ることができます。口座が正確に登録されていれば、通常1営業日以内に着金します。
銀行口座・モバイルウォレット・現金受け取りの違い
韓国では以下の3つの方法で送金を受け取ることができます。
1. 銀行口座での受け取り（最も一般的）
送金者がWise上で受取人の銀行口座情報（口座番号・銀行名・受取人名）を正しく登録するだけで、銀行口座に直接入金されます。日本からの送金であっても、KRWでそのまま着金されるため、為替の透明性が高く、両替所を経由する必要もありません。
2. モバイルウォレット受け取り（対応限定）
韓国の一部モバイルウォレット（例：Kakao PayやTossなど）も、一部では銀行経由で受け取りが可能です。ただし、Wiseから直接ウォレットに送ることは現時点ではできないため、銀行口座への送金→アプリ連携が一般的な流れになります。
3. 現金受け取り（非対応）
韓国ではWiseでの現金受け取りはサポートされていません。
日本のように現金書留やWestern Unionのような手渡し方式は選べないため、銀行口座の開設が必須です。
学生口座開設に必要な書類と流れ
韓国で銀行口座を開設するには、以下のような書類が必要になります。
【必要書類の例】
- パスポート
- 学生ビザ（D-2やD-4など）
- 入学許可書または在学証明書
- 居住先の証明（アパート契約書や寮の書類）
- 韓国の電話番号（SMS認証用）
【開設の流れ】
- 最寄りの銀行窓口へ行く（多くの銀行は予約不要）
- 書類を提示し、口座開設申請を行う
- その場で口座番号とキャッシュカードを受け取る（銀行による）
- オンラインバンキングの初期設定を行う
- Wiseで登録した名義・口座情報と一致しているか確認
※氏名はパスポートと一致させる必要があり、漢字名ではなくローマ字表記（姓・名順）を使用してください。
Wiseを使った送金では、銀行口座の情報が正確であれば迅速に反映されるため、送金側と受取側が事前に情報を共有しておくことが重要です。
韓国では留学生用の口座が整備されており、スムーズな手続きが可能なので、到着後早めに準備を進めておくと安心です。
親が子どもに送金する際の注意点
韓国留学中の子どもへ仕送りをする際、Wiseを使えばスムーズに送金できます。ただし、留学生活は長期にわたるため、送金のタイミングや方法には注意が必要です。ここでは、親が送金する際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
定期送金と緊急送金の使い分け
留学中の生活費は、計画的な送金が基本です。毎月一定額を仕送りする「定期送金」に加え、急な出費に備える「緊急送金」の体制も整えておくと安心です。
定期送金のメリット
- 為替レートに左右されにくく予算を立てやすい
- 子どもの家計管理の習慣づけになる
- Wiseでは「定期送金予約」機能も利用可能
一方、緊急送金は突発的なトラブルや医療費、帰国費用などに対応するための備えです。
緊急送金時に備えておくべきこと
- Wiseアプリを常にスマホにインストールしておく
- 子どもの銀行口座情報を正確に控えておく
- 韓国の祝日や銀行営業時間を把握しておく
定期送金と緊急送金を上手に使い分けることで、想定外の事態にも落ち着いて対応できます。
為替変動対策と送金予算の見積もり
韓国ウォン（KRW）は日によって為替レートが変動します。特に円安傾向が続く場合、仕送りの額も変動しやすくなります。
為替変動への具体的な対策
- Wiseの為替レート通知機能をオンにしておく
- レートが良いタイミングで多めに送金する
- 一定額を韓国側の口座にプールしておく
例えば、10万円をKRWに両替する場合、レートが1,000KRW/JPYか1,050KRW/JPYかで、受取金額に約5万ウォン（約5,000円以上）の差が生じます。
毎月の予算設計のヒント
- 学費と生活費を明確に分ける
- 月々の通信費・交通費・食費などの平均を把握する
- 予備費（突発的な出費用）をあらかじめ計上しておく
Wiseでは為替レートが常にリアルタイム表示されているため、透明性の高い見積もりが可能です。
通知・着金確認機能を活用した安心管理
送金完了後、「ちゃんと届いたか」は親として非常に気になるポイントです。Wiseにはこの不安を払拭するための機能がそろっています。
着金通知でタイムリーに状況把握
- 送金後、アプリ・メールで通知を受け取れる
- 子どもも受け取り通知が届くので安心
- トラッキング機能で今どこにあるかを確認可能
たとえば、朝に送金して昼過ぎに着金通知が届けば、「無事届いた」とすぐに確認できます。これは、銀行送金ではなかなか得られないスピード感と安心感です。
トラブル発生時の備え
- 子どもと送金記録を共有しておく
- 問い合わせ窓口（日本語対応）を控えておく
- 送金エラー時の対応手順を事前に学んでおく
Wiseをうまく活用すれば、「仕送りが届かない」「今月いくら送ったか忘れた」といったトラブルも防げます。
Wise送金でよくあるトラブルとその対策
Wiseを使えばスムーズかつ低コストで海外送金ができますが、初めて利用する人や慣れていない方にとっては、ちょっとしたミスがトラブルの原因になることもあります。
特に韓国送金は、氏名表記や銀行情報に関する独特の注意点があるため、事前に対策しておくことが大切です。
宛先入力（口座番号・氏名）のミス防止策
韓国では氏名を「ハングル」で入力するケースや、銀行口座番号が日本とは形式が異なるため、入力ミスが起きやすくなっています。
- 氏名の順序とスペル確認：韓国では姓→名の順で記載されることが多く、Wiseの入力欄と逆になることがあります。パスポート表記通りか、銀行登録名を確認して正確に入力しましょう。
- 銀行コード・支店コード：日本の「支店番号」とは異なり、韓国の銀行では「銀行コード＋口座番号」で送金先を指定することがあります。送金前に受取人に正確な情報を再確認しましょう。
- 半角・全角チェック：Wiseは半角英数字での入力を推奨しており、全角文字が混ざるとエラーになることもあるため注意が必要です。
送金限度額・エラー時の対応ポイント
Wiseは1回の送金に上限があり、金額によっては追加の本人確認書類（追加KYC）が必要になる場合があります。
- 送金前に上限を確認：日本円から韓国ウォンへの送金上限は、為替状況や送金元の支払い方法（銀行振込・クレカ等）によって異なるため、事前にWise公式で最新情報をチェックするのがおすすめです。
- エラー時はすぐサポートへ連絡：送金途中で「保留中」や「エラー」表示が出た場合は、送金履歴からステータスを確認し、必要に応じてWiseの日本語サポートへ連絡しましょう。送金履歴ページにはエラー内容の詳細も記載されています。
- 返金対応もスムーズ：送金先の銀行情報が間違っていた場合でも、Wiseでは着金前の取引であれば返金処理が比較的スムーズに行われます。
日本語サポートを活用するためのポイント
Wiseは日本語対応のカスタマーサポートを提供しており、送金に関する不明点やトラブルにも安心して対応できます。
- チャット・メールで日本語対応可：営業時間内であれば、日本語でのチャットサポートが利用可能です。急ぎでない問い合わせはメール対応でもOK。
- トラブル内容を具体的に伝える：問い合わせ時には「送金ID」「送金日時」「相手銀行名」「エラー表示内容」などを伝えると、対応がスムーズになります。
- ヘルプページも活用：Wiseのヘルプセンターには、韓国送金に関する具体的なQ&Aが多数掲載されているため、まずは自己解決できるか確認してからサポートに連絡するのもおすすめです。
Wiseの会社情報と利用の安心材料
送金サービスを選ぶ際、「運営企業は信頼できるか」「資金は安全に保護されているか」「実績や利用者の評価はどうか」などの点が重要です。
Wiseを利用する前に、これらの安心材料をしっかり確認しておきましょう。
運営会社「Wise plc」とその信頼性／上場状況
Wise（旧 TransferWise）は英国ロンドンに本社を置くフィンテック企業で、2011年に設立されました。
社名は「Wise plc」として、2021年7月にロンドン証券取引所（LSE）に直接上場しています。
会社登録情報では、会社番号 13211214、
所在地：1st Floor Worship Square, 65 Clifton Street, London EC2A 4JE と登録されています。
これにより、送金サービスを提供する企業として、一般企業とは異なる「上場企業」「複数国での規制対象」「国際的な会計開示義務あり」という信頼基盤が備わっています。
セキュリティ体制・資金保護制度について
Wiseは、ユーザーが預けたお金を企業の通常運転資金と分別して管理する「資金保護（safeguarding）」制度を採用しています。
具体的には、英国での事例では、登録機関である Financial Conduct Authority（FCA） の規定に基づき、顧客資金を現金や短期国債などの流動資産で保管しています。
また、日本国内ではグループ法人の ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社 が第一種および第二種資金移動業者として登録されており、関東財務局長 第00040号の登録を有しています。
これにより、送金した資金が別口座に保管され、企業倒産時にも利用者の資金と混同されずに管理される安心感があります。
ただし、銀行預金保護スキーム（例：日本の預金保険制度）とは異なり、銀行預金ではない電子マネー/資金移動サービス扱いである点は理解しておきましょう。
ユーザー実績・評価・グローバルな利用範囲
Wiseは世界70ヶ国以上にサービスを展開し、多通貨アカウントや国際送金対応を実現しています。
直近の年次報告では、2023年時点で14.7 billion GBP（約2兆円）超の預かり資金を運用しているとの記載があります。
また、各国で金融当局のライセンスを取得しており、英国のFCA登録番号900507をはじめ、アジア太平洋地域や日本でも規制当局への登録状況が公開されています。
こうした実績・規制・保護体制の公開により、留学費用や生活費の送金といった重要な場面でも、利用者にとって信頼できる選択肢と言えます。
実際に Wise を使った人の口コミと評価
実際にWiseを利用した留学生・保護者・海外在住者の声を集めました。
サービスの良さが見える嬉しい評価と、利用時に出くわしたマイナス面の両方を紹介し、口コミから読み取れる総合的な評価もまとめます。
良い口コミ（スピード・コスト・便利さ）
- 「数年前からWiseを使っていますが、送金完了までの時間が驚くほど短く、手数料も銀行送金に比べて圧倒的に安かったです。安心して使えています。」
- 「スマホで送金登録して数分後には着金完了の通知が来たときは驚きました。これまで銀行で数日待っていた身としては画期的です。」
- 「送金前に『支払額・受取額・手数料』がすべて表示されるので、『思ったより着金額が少なかった』という不安がなくなりました。親にも安心して勧められます。」
これらの評価から次のポイントが強く支持されていることが分かります：
- 手数料・為替マージンが低く抑えられている
- 送金スピードが速く、現地で資金が使えるまでの時間が短い
- 送金額・手数料・受取額が事前に明確で、安心して利用できる
悪い口コミ（KYC・受取銀行の遅れ）
- 「本人確認（KYC）の手続きで何度か書類の再提出を求められ、少し時間がかかってしまいました。急ぎの送りが必要なときには焦りました。」
- 「送金手続き自体はスムーズだったのに、受取先銀行の処理が遅れていて着金まで数日かかったことがあります。Wiseではなく受取銀行側の事情でしたが、遅れの不安につながりました。」
- 「高額送金をしようとした際に追加の書類提出や制約があって、少し手間取りました。事前にこうした点を把握しておけば安心だと思います。」
こうした声からは、以下の課題が見えてきます：
- 初回利用者・高額送金の場合はKYC提出・承認に時間がかかることがある
- 受取側の銀行の処理状況で着金が遅れるケースがある
- サービス自体は優れていても、送金を受け取る銀行側・国の規制により影響を受けることがある
口コミから分かる総合評価
口コミを総合してみると、Wiseは「定期的な留学費・生活費の送金」や「海外口座への送金」が必要な方には非常に有力な選択肢です。特に、
- 銀行を通して毎月送金していた方
- 為替手数料の増加を抑えたい方
- スマホで手軽に操作したい方
にとってはメリットが大きいです。
一方で「緊急送金」「高額送金」「送金先銀行の処理が遅い地域」などには注意が必要です。送金前のKYC承認・受取銀行の対応状況・送金完了までの時間をあらかじめ確認しておくことで、「安心・便利な送金サービス」としての価値を最大限活かせます。
よくある質問（FAQ）
Q1. Wiseで韓国に送金するのにどれくらい時間がかかりますか？
A. 多くの場合、Wiseを使った韓国への送金は数時間〜1営業日以内に完了します。
送金スピードは以下の要因によって異なります：
- 日本側の支払い方法（クレジットカード、銀行振込など）
- 韓国の受取銀行の営業時間
- 本人確認（KYC）の完了状況
基本的には非常にスピーディですが、初回利用時や週末をまたぐ場合は少し時間がかかることもあります。
Q2. 韓国の銀行口座が本人名義でなくても送金できますか？
A. 可能です。
Wiseでは、本人以外の名義（たとえば留学中の子どもや大学の支払い口座）への送金もサポートされています。
ただし、正確な口座名義と口座番号の入力が必須です。誤入力すると送金エラーの原因になるため注意が必要です。
Q3. 韓国ウォン（KRW）で送金する際の為替レートはどう決まりますか？
A. Wiseではリアルタイムの為替レート（ミッドマーケットレート）を採用しています。
これは、Googleなどで表示される市場の中央値のレートであり、従来の銀行やPayPalと比較して透明性が高いとされています。
為替レートの固定機能（一定時間レート保証）もあるため、送金直前に確認しておくと安心です。
Q4. Wiseに送金限度額はありますか？
A. あります。Wiseの送金限度額は、以下の条件によって異なります：
- 支払い方法（銀行振込、カード払いなど）
- 送金先の国（今回は韓国）
- 送金元の本人確認状況
たとえば、銀行振込なら数百万円まで対応可能なケースもあります。詳しくは送金時にWiseの表示内容を確認しましょう。
Q5. 韓国の受取銀行でトラブルがあった場合はどうすればいい？
A. 万が一、送金が遅延したり、受取側でトラブルが発生した場合は、Wiseの日本語カスタマーサポートを通じて状況確認・対応が可能です。
- チャット・メール・英語電話サポートに対応
- 送金トラッキング機能で履歴確認も簡単
- 過去の送金内容はすべて履歴から確認可能
必要に応じて、Wiseの公式ヘルプセンターや日本語ガイドも活用すると、さらに安心して利用できます。
まとめ｜韓国留学の送金はWiseで手軽＆安心に！
韓国への留学やワーキングホリデーにおける学費や生活費の送金方法は、留学準備において見逃せない重要なポイントです。その中でもWise（旧TransferWise）は、手数料の安さ・為替レートの透明性・送金スピードの速さという面で、従来の銀行送金よりも優れた選択肢として注目されています。
特に、親が子どもに定期的に生活費を送る場合や、急な学費納入が必要になったときでも、Wiseならスマホひとつで迅速かつ安全に送金できるため、トラブルを最小限に抑えることができます。また、送金先の口座情報を事前に登録しておくことや、着金通知機能を活用することで、送金ミスや不安を減らす工夫も可能です。
この記事では、Wiseの使い方から送金手順、韓国での受取方法、口コミやトラブル対策まで網羅的に解説しました。初めての海外送金でもスムーズに行えるように情報を整理していますので、ぜひ参考にして、安心して留学生活をスタートさせてください。
今後も各国の送金情報や留学サポートに役立つ情報を発信していきます。Wiseを上手に活用して、賢く安全な海外生活を送りましょう！